ルナと私が出会うまでの話~その3 [ルナが我が家に来るまでの話]
実は私がルナと本当のご対面を果たしたのは、我が家に来る当日でした。
生まれてからの約2ヶ月間、ブリーダーさんのもとで8匹の兄妹と共に
大切に、大切に育てられてきたルナ。
子犬をそっと見ることはできても、
お引渡しの日までは決してスタッフや獣医さん以外は触ることはできませんでした。
はじめは「ちょっとくらい触らせてくれてもいいのになあ~」と思っていました。
以前ペットショップめぐりをしたときに、
あるショップでゴールデンの子犬を小学生くらいの女の子に抱っこさせていたのを
見たことがあったからです。
でもそうさせないのは、子犬をむやみに疲れさせないため、
体調や伝染病を防ぐため、とブリーダーさんから教えていただきました。
こういった徹底ぶりが、ブリーダーさんの信用へとつながっていきました。
また、どの子犬がうちの子になるのかはお引渡しの日まで教えてはもらえませんでした。
「どの子がどのご家族に合っているか、こちらで決めてお渡しすることにしています。」
とのことでした。
普通の犬舎では、ある程度選ぶことができると聞いていたので、
はじめは「エッ??」と思いました。
ある本に
『鼻が濡れていて、おしりが汚れていなくて、元気に走り回っていて、
人が来るとそばによって来るような子が良い』
と書いてあったので「そういう子が良い」と告げると、
ブリーダーさんはちょっと苦笑いをしてこう言いました。
「鼻が濡れていて…云々は子犬の健康状態を表すもので、当たり前のことだけど、
子犬のうちから元気すぎる子は落ち着きが無かったりする場合が多いものなんですよ。
あなたのお宅にはお年寄りがいる、ということなので、
おとなしい性格の子を選んであげますよ。」
確かに、子犬を見ただけではどんな性格になりそうかなど
シロウトの我々にはわかるものではありません。
私はゴールデンレトリーバーのプロであるブリーダーさんを信頼してお任せすることにしました。
そして、引渡しの日がやってきました。
忘れもしない、2002年7月7日(日)のことでした。
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