ヨーグルト事件 [ルナルナ事件簿]
我が家に欠かせないもの、それはヨーグルト。
数年前はやった「カスピ海ヨーグルト」は、
そのタネをもらって以来、ずっと絶やすことなく、
88歳になる祖母がせっせと作っています。
毎日の朝食には欠かせないものなのです。
実は、ルナも、毎朝スプーン一杯のカスピ海ヨーグルトを
ペロペロするのが習慣になってしまっています
「だって、おいしぃ~んだもん」
でも、このカスピ海ヨーグルトって、ちょっと酸味が強くて、
作っている祖母は苦手みたいです。
(私は好きなんですけどね。)
そこで、週1回、家に北海道直送の移動販売車が来ると、
カスピ海ヨーグルト用の牛乳と一緒に、
祖母専用のヨーグルトを購入することにしています。
祖母専用ヨーグルト☆
これがとってもおいしいんです~(^-^)/
ところが、昨日、このヨーグルトで、ある事件が・・・
仕事から帰った私に、祖母がこう言うのです。
「ルナが、ヨーグルト、食べちゃったみたい・・・丸ごと・・・」
・・・えっ!?丸ごと!?
だって、このヨーグルトは容器に入ってるし、
いつもは冷蔵庫に入ってるはずなのに・・・?
その日は母も私も帰りが遅いので、
母屋に住む祖母にルナのゴハンを頼んでいました。
ルナのゴハンの準備のついでに、
祖母が明日食べるヨーグルトを母屋に持って行こうと
冷蔵庫から出して玄関に置いたそうです。
そして、ルナをハウスから出して庭で遊ばせているうちに、
ヨーグルトを出したことをすっかり忘れてしまったようなのです。
しばらくして祖母が戻って来ると、
ルナが部屋でなにやらガジガジしていたそうです。
それは、3つのヨーグルトの下に敷かれているボール紙。
そして、その上に乗っかっているはずの3つのヨーグルトは
探しても、探しても、どこにも見当たらない、というのです。
「ばあちゃんのよーぐる、たべちゃったの★」
私は一瞬頭の中が真っ白になりました。
今まで袋のままいろんなものを食べてしまったことはあったけど、
のど飴とか、おせんべいとか、一口で食べられそうなものばかり。
しばらくたってから、吐き出したり、ウンチと一緒に出てきたので、
今まで大事に至ることはありませんでした。
でも、こんなに大きなものを、たくさん
飲み込んでしまったことは初めてです。
容器は紙製だけど、ふたはアルミとプラ包装・・・
ルナの胃腸にこんなに大きなものが詰まったらどうしよう・・・
私は半泣き状態で、ルナの実家のブリーダーさんに電話をかけました。
「のんでしまってから時間も経ってるし・・・
丸のみというよりも、カミカミしてからのんでると思うから大丈夫。
今日はこのまま様子を見ましょう。
ちょっと便がやわらかくなるかも知れませんが、
数日経ったら出てくると思いますよ。」
ルナのことではいつも親身に相談にのって下さるブリーダーさん。
私はこの言葉にちょっと安心したのでした。
「これあげるから、ごめんなちゃい★」
いや、今回の事件はルナが悪いわけではなく、
祖母が悪いわけでもなく、
やっぱり、どう考えても、私の不注意なんです。
88歳にもなる祖母に、ルナのゴハンを頼んでいた、
私の責任なんです。
今回の件で祖母はすっかり自信をなくしてしまい、
今日一日落ち込んでいたようです。
私は深く反省しました。
ルナと祖母に謝りたい気持ちで一杯です。
そして、2日目の今日、 今のところ元気ではありますが、
容器が出てくる気配は全くありません。
全部出てくるまで、まだまだ油断できません・・・
私の心配をよそに、グーグー寝ているルナ。
早くでてこい、ヨーグルト(の容器)。