ごめんね、ルナ。 [ルナの病気について]
年明け早々、緊急入院することになったルナ。
ルナが入院してから、今日で二週間以上になります。
ルナの病気は急性膵炎。
食べ物を消化するはずの消化酵素が、
膵臓自身を消化してしまう事によって起こる病気です。
先週、食欲も出てきたということで、一時退院したものの、
その日の夜に急変し、嘔吐で水も受け付けられない状態になってしまいました。
炎症が、膵臓だけではなく、胆嚢や肝臓にまで広がっている、
ということでした。
院長先生からは、「あと2~3日がヤマでしょう。」と言われ、
これで最後になるかもしれないと、一晩ルナを家に連れて帰りましたが、
少しでもルナが良くなる方法があるのなら、それを全てやってからにしよう、
先生を信じよう、そう思い直し、救急動物病院に転院させることにしました。
一週間、絶食した状態で、持続点滴での治療が続きました。
悪い状態はしばらく続きましたが、吐き気がおさまったので、
昨日から少しずつ食事が取れるようになり、
今日は一緒に軽くお散歩できるくらいになりました。
未だ、肝臓の数値が高く、黄疸の状態は続いてはいますが、
少しずつ回復の兆しが見えてきているようです。
この一週間は、考えるのはルナの事ばかりでした。
どうしてもっと早く、気付いてあげられなかったんだろう。
ずっと具合悪かったのかな。ずっとガマンしてたのかな。
辛い思いをさせて、痛い思いをさせて、さみしい思いをさせて、
ごめんね、ごめんね・・・
ごめんね、ルナ。
ルナは今、痛い注射や点滴に耐えながら、毎日頑張っています。
ブログのコメントを見て、ルナはいろんな方に想っていただいてるんだなぁと
しみじみ感じ、そして、嬉しくなりました。
皆様、いろいろとご心配していただき、ありがとうございました。
元気になったら、またご報告しますね☆
写真は一時帰宅したルナを写したものです。
衰弱していて、苦しんでいるルナに向かってシャッターを切るのは、
正直とても辛いことでした。
院長先生から2~3日がヤマだと言われ、
この時は、ソファーから起き上がるのも大変な状態でしたが、
ルナの目の輝きは消えてはいませんでした。
この、ルナが必死で生きようと頑張っている姿を見てもらいたくて、
この写真をブログに載せることにしました。
ご報告です☆ [ルナの病気について]
先月ブログでお伝えした、ルナのお尻のしこりの手術について、ご報告です。
実は、手術当日になって、もう一度、針生検した結果、
もう少し様子をみて、2週間後に手術しよう、ということになったのです。
そして、その2週間後が昨日でした。
この2週間の間に、ルナのお尻のしこりは、少しずつ柔らかく、小さくなっており、
これは悪いものではないから、手術しなくても大丈夫、ということになりました
院長先生曰く、「このままだと、来週にはもっと小さくなるかもしれないね~」
ということでした。
神社でのお参りの成果があったんでしょうか~?
ちゃんとした結果が出てから報告しようと思っていたため、
ご報告するのが、すっかり遅くなってしまって、申し訳ありませんでした
というわけで、久々にルナの元気な姿を写真に収めてきました
近くにある、七北田公園に、松ボックリ拾い(?)に行ってきました~
「わ~い、まつぼっくりだ~」
「まつぼっくり、げっと~~」
そして、松ボックリを投げると・・・
「わ~い☆」
「じゃんぷ☆」
全然松ボックリ拾ってないし~~
しこりが悪いものじゃなくて、良かった・・・
本当に本当に、良かったね、ルナ。
ルナの初めての入院・手術 [ルナの病気について]
腹巻き姿が、すっかり板についてきた、今日この頃です☆
ルナのハカイダーぶりも健在です
「こわしちゃったの★」
そんなルナの日々のゴハンには、サプリメントが欠かせません。
ルナのサプリメント
普段は「愛犬活力源」、「パピードロップス」、「BPDsカルシウム」の3つだけなのですが、
手術後はしばらく軟便が続いたので「エンザイム」を加え、
さらに、体力回復にと、「アニマストラス」、「初乳100」を入れています。
今回は、ルナの入院、手術について書きたいと思います。(前回の続きです・・・)
翌日に入院、手術をすることになったルナ。
実は、病院で待っている間に、お尻から膿のような出血がありました。
その出血は、家に帰ってからもずっと続いていました。
病院で処方された抗生剤をルナにのませ、一旦はハウスの中に入ったのですが、
出血はおさまらず、ずっとお尻をなめていました。
ルナは不安だったのでしょうか・・・
ハウスの中でク~ンク~ンと悲しげに泣いていました。
私はルナをハウスから出したのですが、私のそばを離れようとはせず、
私が寝ている間も、一晩中ベッドの上で過ごしていました。
その間もずっと出血は続き、そのたびに起きてお尻をなめていました。
私はそんなルナの体をなでてあげることくらいしかできませんでした。
でも、なでなでしているうちに、ちょっと安心したのか、しばらくすると、
ルナは寝息をたてて眠りはじめました。
普段ルナはハウスの中で寝ているので、
こうやって一緒のベッドで寝ることは初めてのことでした。
私はずっとルナをなでていたので、ほとんど一睡もできませんでした。
翌日ベッドカバーは血だらけになっていましたが、
ある程度膿が排出されたからなのか、ルナは幾分元気になったみたいで、
朝ゴハンはしっかりと完食したのでした。
夕方、動物病院で2度めの検査をすると、やはり血小板は低い数値のまま・・・
しかも、お腹に乳腺腫瘍らしきしこりが発見されたのです。
結局手術は、輸血をした後で、行うことになり、さらに翌日に延期され、
子宮・卵巣の摘出と同時に、乳腺腫瘍の摘出も同時にすることになりました。
ルナはそのまま、入院することになりました。
ルナは入院はもちろん、お泊りなどもしたことはないし、
ルナが我が家に来てから、ルナのいない家で過ごすのは、初めてのことです。
私はルナのいないハウスを見るたびに、何とも言えず、さみしくなってしまい、
ずっと母にルナの話をしていました。
「ルナは今何してるかな~?」
「ルナはいい子で過ごしてるかな~?」
母も口を開くと、ルナの話ばかりだったので、母もさみしかったに違いありません。
翌日、仕事先で、ルナの輸血が終わり、これから手術をする、と連絡が入りました。
私はすぐにでも駆けつけてあげたかったのですが、
まだ仕事が残っていたので、信頼して、獣医さんにお任せすることにしました。
3時間くらい後、動物病院から電話がありました。
「無事に手術が終わって、先ほど麻酔から覚めました。
ルナちゃん、頑張りましたよ。」
その獣医さんの言葉を聞いて、私も母も、どんなにうれしかったことか・・・
動物病院に到着すると、ルナはケージの中で、すやすや眠っていました。
まだ輸血を受けていましたが、私に気づくと、ぐるぐるとケージの中をまわり出したのです。
「ルナ、まだ手術終わったばかりだから、そんなに動いちゃダメだよ!」
私が声をかけると、さらにぐるぐる・・・輸血のチューブが絡まりそうでした。
さっき手術が終わったばかりだというのに、その回復力と生命力のすごさに
私も母も、ただ驚くばかりでした。
「ルナ、もう少しの間、いい子にしてるんだよ~。」
帰りがけに私がそう言うと、ルナは上目づかいで私たちを見上げました。
その後の経過は順調で、ルナは手術の翌日に退院することができました。
抗生剤の服用の影響で、しばらく軟便が続いたものの、着々と元気になっていきました。
ちなみに乳腺腫瘍は良性のものだったそうです。
病気の早期発見につながったのは、ブリーダーさんの声掛けのお陰です。
適切な処置、手術をして下さった動物病院の先生方や、
入院中お世話になったスタッフの皆さんには感謝、感謝です。
そして、ルナのために献血をしてくれたワンちゃん達にも、ありがとうを言いたいです。
ルナの病気が分かるまでの話 [ルナの病気について]
「ハイ、おイモ☆」
ようやく、おイモを前に、笑顔を見せるようになったルナです(^-^*)
ルナが罹った病気・・・それは、「子宮蓄膿症」です。
避妊していない6~7歳のワンコに多い病気で、その名の通り、
細菌などの感染によって、子宮の中に膿がたまってしまう病気です。
発見が早ければ、避妊手術と同じように、子宮と卵巣を摘出する手術をすれば、
比較的早く治るそうですが、悪化してしまうと、子宮破裂や敗血症を起こすなど、
深刻な症状になることもあるそうです。
幸いルナは、発見が早く、術後の経過も順調だったため、
大事に至ることなく、快方にむかっています。
今回は、ルナの病気が分かるまでの話を書きたいと思います。
長文ですが、スミマセン
最初の異変に気づいたのは、母(のんのんお母さん)でした。
天気が良かったので、車で近くの公園でルナを連れていったそうですが、
この日のルナはいつもと違った、というのです。
「ルナったら、おかしいのよね~。車の中で、ずっと寝ているし、
公園に着いても、車から降りないんだよね~・・・」
翌朝、ルナは、朝ゴハンを、お団子一個分くらい残しました。
いつもは洗った後の容器のように、ピカピカになるまでキレイに食べるはずなのに・・・
ゴハンを残したことなんか、今まで一度も無かったのに・・・
でも、トイレタイムの後に、また残りを食べに戻ってきたので、
私はこの時点までは、大丈夫かな~くらいにしか思っていませんでした。
その日の夜は、私は残業のため遅くまで薬局で仕事をしていました。
すると、母から一本の電話がかかってきたのです。
「ルナの様子がおかしいの・・・水をガボガボ飲むし・・・
何だか目もうつろだし、元気がないみたい。早く帰って来て!!」
母のただ事じゃない様子に、あわてて仕事を終わらせ家に帰りました。
いつもは玄関までお出迎えしてくれるのですが、
この日のルナは、ソファーでグッタリ横たわったまま、しっぽを力なく振っているのです・・・
私にはこの症状に、思い当たることがありました。
ブリーダーさんの所に遊びに行く度に、毎回言われていた事・・・
「ルナは、ちょっと肥満気味だし、犬の厄年(6~7歳)になったら、
子宮蓄膿症に気をつけないとね~」
「生理の後、一か月くらいは、注意して下さいね~。
水をガブ飲みしたり、食欲が無かったりしたら、
それは子宮蓄膿症のサインだから・・・」
「ゴールデンはね、痛みに対してガマン強いから、
発見が遅くなると、手遅れになることだってありますからね・・・
サインを見逃さないようにして下さいね。」
そこで、わたしは夜遅くにも関わらず、ブリーダーさんの家に電話をかけました。
いつもルナのことでは親身に相談にのって下さる、ブリーダーさんです。
ルナの今の状態をお話しすると、ブリーダーさんはこう言いました。
「それは、子宮蓄膿症にまちがいないと思います。
できるだけ早く病院に連れて行ってあげてください!」
時計の針はすでに21時を過ぎていました。
普通であれば、動物病院は既に閉まっている時間です。
でも、グッタリしているルナを、このままにしておくわけにはいかない・・・
そこで、私は、夜間診療もする救急動物病院に連れて行くことにしました。
そこは、ルナのかかりつけの病院と同じ系列の病院です。
私と母は、ルナを車に乗せ、急いで動物病院に向かいました。
獣医さんにルナの今の状態をお話しすると、すぐに血液検査、超音波検査がなされ、
子宮蓄膿症にまず間違いない、という診断が下されました。
子宮蓄膿症の治療は、主に外科手術をして子宮と卵巣を摘出するというものでした。
薬で様子をみるという方法もあるそうですが、再発することもあり、
手術の方が予後が良い、という獣医さんからの話を聞き、
早速手術をお願いすることにしました。
「手術自体は、避妊手術と同じなので、難しいものではありませんが・・・」
話を聞き、ほっと胸をなでおろす私と母に、獣医さんはこう付け加えました。
「血液検査の結果がどうも納得いかないんです。
血小板の数値が異常に低くて、このままじゃ、手術はできません。
それにルナちゃんは心臓に不整脈が見られます。
その分、他の子よりも、手術のリスクが高くなるということを
覚悟しておいて下さい。」
一瞬私の頭の中は真っ白になりました。
もし、手術ができなくて、悪化してしまったら・・・?
手術している最中に、ルナにもしものことがあったら・・・?
泣きそうになっている私に獣医さんは優しく説明を続けました。
「もし、明日の血液検査の結果も、血小板の数値が低かったら、
輸血をして手術すれば大丈夫です。
医者は万一のことを考えて、リスクの話をするけれど、
不整脈も深刻なものではないし、麻酔も様子を見ながらゆっくりかけますから。
安心して、私たちに任せて下さい。」
私と母は、この説明を聞き、獣医さんを信頼して、ルナをお任せすることにしました。
翌日に手術の予約を入れ、抗生物質を処方してもらい、
一旦ルナを連れて帰宅することになりました。
次回へ続く・・・